未来のスタンダード?クロスメディア活用の可能性

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クロスメディア」という言葉を聞いたことはありますか?

クロスメディアとは、ある一つの情報を、文字や音、あるいは電子文書など様々なメディア(表現媒体)を用いて表現することをいいます。

「マルチメディア」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?クロスメディア複数のメディアを用いて表現する事なら、マルチメディアと同じではないかと思われた方もいらっしゃるでしょう。

この2つはよく似てはいますが、クロスメディアは、様々な表現媒体を駆使してより一層効果的な伝達(つまり広報・宣伝等)を行うという積極的な意味合いを持っています。その点で置いて、マルチメディアと区別されているのです。よく「マルチメディアは加算的なメディア活用法であり、クロスメディアは乗算的なメディア活用方法である」と言われています。

ある一つの情報でも、複数の表現媒体(メディア)によって伝達することで、それぞれが持つ長所と短所を補い合い相乗効果を得られるようになるでしょう。

例えば赤い靴のチラシを作成する場合で考えてみましょう。まず、折り込み用チラシを作成します。そのチラシを作成する際に、Webサイトへ誘導するQRコードや、メールクーポンの案内などを記載しておきます。これにより、興味を持った人がチラシを見てインターネットにアクセスをするでしょう。

この流れが紙というメディアからインターネットというメディアへとつながるクロスメディア構造というわけです。たとえば、インターネット上で、クーポンを得るために、動画を閲覧する必要があるよう設定しておけば、その動画で赤い靴の実際の使用感などCMを流すことも可能で、映像へのクロスメディア構造へとつながります。

このような流れを作成することにより、通常の紙媒体だけでは表現しきれない実際の使用感や質感、様々な角度から赤い靴を確認することもできるなど、よりリアルな情報を消費者に伝えることができるようになるのです。

また、一時期はやった、テレビCMで不特定多数の人に宣伝を行う際に「続きはWebで!」などのフレーズもクロスメディア構造といえるでしょう。

テレビCMで興味を持った人がWebにアクセスし、その中から更に商品について興味を持つ人が一握り現れ、そこにWeb購入へのリンクなどを貼っておけば、その中の一部の人が商品を購入します。

紙媒体やテレビCMからインターネットサイトへ誘導することについての利点は、インターネットのサイトだと、アクセス解析が行いやすいということがあるのです。

いったいどこからこのサイトへ来たのか、このサイトから次はどこのサイトへ行ったのか、CM動画は何回再生されたのか、どのようなキーワードで検索をしたのかなど、ありとあらゆる情報を解析することが可能です。

チラシやテレビCMですと一方的に消費者に情報を与えるだけなので、このような事を知ることは困難でした。

このため、インターネットの活用により、効果的な広告方法について検証を行うことが容易となったのです。

クロスメディアは広告代理店や印刷会社などで、情報の表現形式、その中でも特にマーケティング戦略の上でとても有効な表現形式として活用されてきています。今後クロスメディアは広告面において、重要な手法へとなっていくことでしょう。