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冊子やチラシを作る前に!マージンと版面を理解しておこう!

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マージンや版面という言葉を聞いたことがありますか?

印刷業界においては日常茶飯事のように使用されている言葉ではありますが、この言葉を普段の生活で聞くことはあまりありません。

しかし、冊子やチラシを作成する際に、とても重要な言葉となりますので、この記事ではご紹介させていただきます。

マージンときいてビジネス用語ではないかと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ビジネスの世界で、マージンは売上総利益やりざや、外国為替取引での保証金のことをいいます。しかし、印刷や出版の世界では全く別の意味を持っているのです。

印刷・出版業界でマージンというと、余白部分や空白部分といった意味になります。紙面に対して絵柄や文字が配置されていない部分のことで、通常の場合、天地左右同じマージンを取っています。

また、紙に印刷する際、紙を給紙し、印刷し、排出するという動作が行われます。給紙から排出までは、紙の一部を機械でつかんで印刷機のなかを移動させるため、どうしても印刷されない部分があるのです。この部分のこともマージンと呼ぶこともあります。

版面は「はんづら」と読みます。版面は紙面の中で文字や画像などレイアウトを配置する範囲のことをいいます。つまり、紙面は版面とマージンで成り立っているのです。

この版面とマージンの比率で紙面のイメージは大きく異なってきます。一般に、版面の比率が多いとマージンが少ないため、より多くの情報を掲載することができます。ただし、一歩間違えるとごちゃごちゃっとした印象を与えかねません。

逆に、マージンを大きめにとった場合は上品な印象を与えることができますが、あまりマージンを広く取りすぎるとその印象は寂しいものに変わります。

大方の目安としてA4サイズの場合、マージンは天地左右各10~25mm程度の範囲で設定するとよいでしょう。

版面はあくまでもメイン情報や基本レイアウト上での範囲設定なので、目立たせたい絵柄や文字、画像などはこの版面からあふれていた方がより一層目立ちますし、よいアクセントとなります。

また、書籍や雑誌などでよくある柱文字やノンブルと呼ばれるページ番号などは一般的には版面の外、マージンの部分に掲載されることが多いです。

版面は、あらかじめ紙面イメージから決めておく方法と、流し込むドキュメントの文字サイズと1行あたりの文字数、行間などから決める方法があります。前者の決め方はポスターやチラシなどペラものと呼ばれる1枚完結型の紙面で採用されることが多く、後者は書籍など冊子の印刷物で採用されることが多いです。

ポスターやチラシの場合は、文字数がそこまで多くはなく、画像や地図、ロゴなど、様々なパーツによってレイアウトされることが多いです。そのため、文字を基準に版面を考えるということが難しく、紙面イメージを立ててから版面をあらかじめ決めておくという方が作業しやすいのです。

書籍や雑誌の場合は、フォントの種類や大きさが極端に変わることもありませんし、ある程度の規則性が必要となってきます。フォントが流れるピッチは決まっているため、あらかじめ版面を決めてしまうと、1行あたりに規定数入らないという事態も起こってしまうのです。

そのため、1行に何文字をどのくらいの大きさで配置するのか。また、行間はどの程度にし、1ページに何行入れ込むのかということを決めてから版面を設定するといった作業が必要となってきます。