ご注意を!あまりに細かいと印刷で潰れてしまうことがあります

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印刷用のデータを作成する際に、気を付けなくてはならない点があります。

それは、あまりに細かい画像・図形や小さい文字の場合、印刷時に潰れてしまう恐れが合うということです。

印刷の際使用するCTPプレートの出力解像度は基本的には80~200線の間と言われています。つまり、1インチの中に80~200個の点(ハーフトーンセル)で表現されているということになるのです。その点の直径を変更することにより、濃度や諧調を表しています。

そのため極端な話、1インチの中に250個点があるという絵柄の印刷はできません。また、80線の印刷が適した紙(新聞など)に200線で表現されるような高精細な絵柄も印刷はできないのです。

そのような絵柄を無理やり印刷した場合、絵柄を表現するハーフトーンセルの距離が近すぎたり、接触したりするため、いびつな線となっていんさつされたり、白の部分にインキがにじみ、潰れて見えたりするのです。

また、データ作成上では、文字に縁を付けたりする場合は注意が必要です。ワードやエクセルなどを使用してデータを作成する場合、目立たせるために「B」というボールド機能を使用することも多々ある事でしょう。

その際、もともとの書体が太字の場合や、文字が小さい場合、ボールドを適用させると文字がつぶれてしまう事態が発生してしまうことが多いのです。

そのため、太めの書体や小さい文字の場合はボールド機能を使用するのは避けましょう。一般的なMSゴシックや、MS明朝を9pt以上で使用する場合はボールドを適応させても文字がつぶれることはほとんどありませんので、ご参考ください。

イラストレータでデータを作成する際も、同様に注意が必要です。イラストレータではヌリと線で色を付けることができます。文字に対して線も付けると文字を太らすことができますが、これも文字の細かな部分がつぶれてしまう恐れがあるので良く確認しましょう。

これらの場合、一度プリントアウトをして確認してみることをオススメします。家庭用プリンタでプリントアウトして、文字がつぶれてしまった場合は、印刷時でも潰れる可能性が高いと考えてよいでしょう。

どうしても太い文字が使用したい場合は、そういうフォントを使用するか、「ここの部分がつぶれないか注意してほしい」と印刷会社にあらかじめ注意を促しておくとよいでしょう。

絵柄の場合は、細い線の重なりなどに注意が必要です。たとえば0.1mmの線を何本も重ねて図形を作成する場合は、線と線の間は、最低でも0.1mm空いていることが望ましいです。この空きが狭ければ狭いほど、印刷では潰れやすくなってしまいます。

また、逆に線や絵柄が細すぎるものにも注意が必要です。図形などの場合、線の太さがあまりに細いとCTPプレートには出力されていても、インキが乗らないという現象が発生します。

通常印刷では、0.3pt(約0.11mm)程度必要と言われていますが、現在は技術の向上により、0.2pt(約0.07mm)までの線の太さなら印刷で表現できるといわれるようになりました。

注意が必要なのは、絵柄を縮小した時です。縮小する際に、同時に線の幅も縮小され、印刷には写らないくらい細くなってしまうこともあります。

印刷会社では、入稿データをチェックする際に、線幅のチェックも行われることがほとんどですので、不都合があった場合には修正後再入稿をする必要があります。