こんなに差があるんです!画面解像度と出力解像度の違い

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「解像度」という言葉をご存知ですか?

印刷物をデータで作成する際に、よく聞く言葉として、「画像解像度」「画面解像度」「出力解像度」などがあります。この解像度とはいったいどのようなものなのでしょうか?

「画像解像度」は写真など画像データの解像度のことで、「画面解像度」はディスプレイなど画面出力装置で表示される解像度のことです。そして、「出力解像度」はプリンタ等出力機が有している解像度のことです。

解像度を理解するために、まずは「ピクセル」と「ドット」という言葉をご説明しましょう。

「ピクセル」は、「画素」とも呼ばれ、コンピュータ・ディスプレイ装置などで扱うときの色情報の最小単位のことをいいます。色情報とはこの場合、色調や諧調のことを指しています。一つのピクセルは光の三原色(RGB)の輝度情報を各色8ビット、計256諧調ほど有しています。

「ドット」とは画像出力装置が表す最小単位のことをいいます。「ドット」は単純な点情報で、ピクセルとは異なります。

例えば、縦100×横100ピクセルの画像を100%で表示すれば、縦100×横100ドットとなりますが、これを200%で表示をすれば縦200×横200ドットということになります。50%の場合もまた、縦50×横50ドットとなるのです。

通常、解像度を表すときに、単位が2種類あります。「ppi」と「dpi」です。

「ppi」は「pixel per inch」の略で、「dpi」は「dots per inch」の略です。つまり、それぞれ、1インチの中に入っているピクセルないしはドットの数ということになります。印刷では基本的に「dpi」の単位を用いており、印刷に適した画像解像度は、100%使用のときに、カラー画像なら350dpi~1200dpi、2諧調画像なら600dpi~1200dpiだといわれています。

例えば300dpiの場合、1ピクセルの大きさは約0.08mmとなります。72dpiの場合は、約0.35mmです。すなわち1つの色情報が小さければ小さいほど、より精度の高い画像を表現することができるのです。

Web上にアップロードする写真などは、72dpiに設定されていることが多く、画像の精度が4倍以上も違うのですから、Web画像が印刷には不向きだというのは、よくわかるでしょう。

また、ディスプレイなどの画面解像度も、以前は低めに設定されており、Macでは画面解像度は72dpiに統一されていました。また、Windowsでも、Windows7までは基本画面で96dpiとなっていましが、近年では、動画などデジタルコンテンツの充実により、画面解像度はより高くなっている傾向にあります。

それでも、印刷で必要な解像度には遠く及ばないため、画面と印刷物、同じように見えていても、その表現しているピクセル数は大きく異なっています。

印刷でいう出力解像度はCTPないしはオンデマンド機の出力解像度のことです。DTP作業の過程で出力をする際、データを解析し、絵柄を点の集合体として出力されますがこの点で画像を構成するときの精度のことを表しています。

これは、画面解像度には全く依存していませんので、画面解像度が低くても、出力解像度が適していれば、印刷には問題ありません。つまり、この2つは全く異なるものなのです。

ただし、画像解像度は、画面解像度、出力解像度双方に影響を与えます。つまり、画像解像度より、画面解像度、出力解像度が高かったとしても、画像解像度以上の精度で表現することはできないので注意が必要です。