無限大?印刷会社が対応できるサイズは?

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印刷会社が印刷で対応できる大きさとはいったいどの程度なのでしょうか?

印刷できる紙の大きさは印刷する機械と印刷する紙によって異なるのです。

枚葉印刷機やオフ輪転印刷機などのオフセット印刷では、印刷される絵柄を写したプレートをブランケットに転写し、それから紙に印刷します。そのため、セットされたプレートやブランケット以上の大きさのものは印刷することはできません。

菊4切(469mm×318mm)まで対応の枚葉印刷機などの場合は、それよりも大きな菊全判サイズ(939mm×636mm)や、A2切(625mm×440mm)などは印刷することはできません。

オフ輪転機の場合、最大で813mm×546mmまでしか印刷ができないのです。

また、紙のサイズもある程度規格が決められています。オフ輪転機の場合は、B系とD系に分かれており、B系の紙は最大で765mm×546mm、D系の場合は先ほど記した813mm×546mmが最大の用紙となっています。

ロール紙なので一見どこまででも印刷できそうですが、前述の通り、ブランケットの胴回り以上のものは印刷できませんので、そのサイズの限界は決められています。

また、枚葉印刷機の場合、紙の切方がいろいろありますが、一番大きな紙がハトロン判で1200mm×900mmとなっていて、枚葉印刷用のこれ以上大きな紙は存在していません。

つまり、印刷できる紙のサイズは無限なわけではなく、きちんと決められているということです。

そのため、印刷できるサイズよりも大きなものを印刷したい場合、パーツごとに印刷し、貼り合わせるという加工を行っています。この加工の多くは手作業で行われており、熟練した技術が必要となります。

貼り合わせが必要なくらい大きな印刷物を作りたい場合、このような商品に対して実績がある会社を選ぶことが重要となってきます。出来れば仕上がり見本などで、一度実際の仕上がりを見てみることをお勧めします。

貼り合わせ方や、印刷する組み合わせも、さまざまあり、それが思い描いているものと合致するのかの確認を怠らないようにしておきましょう。これをしていないと、いざ出来上がった時、貼り合わせた部分が目立ちすぎていたり、面が逆になってしまったりすることもあります。

また、近年では、横断幕のような一方が長い物の場合、インクジェットプルーフなどを利用して出力する印刷会社も目立ってきました。インクジェットプルーフとは、本来は簡易校正用の出力機械としてよく用いられるプリンターのことです。毎回本当の機械で印刷していたらコストはばかになりません。

通常のプリンターでは表現できない、印刷と同じような網点をプルーフではインクジェットを使用して表現することが可能となっています。そのため、色味の重要なものや、モアレの確認など、様々な印刷会社で校正用の出力機械として重宝されています。

このインクジェットプルーフの紙はロール紙となっていて、一辺の長さは決まっていますが、もう一辺の長さはある程度まで自由に設定できます。2000mm程度印刷できるものもあります。そのため、横断幕や講演会などのタイトル看板などの印刷に利用されることも多々あります。

もちろん、印刷会社によって、印刷可能なサイズなどは異なりますので、まずは相談することから始めてみましょう。