データ?プリント?写真原稿を入稿するときの注意点

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フィルムカメラで写真を撮影している方はいますか?

現在は、デジタルカメラスマートフォンが爆発的に普及したため、フィルムカメラを使って写真を撮る方は減ってきました。簡単にデータで写真を残しておけるため、写真を撮る回数は増えましたが、現像自体をしている方も減ってきています。

では、印刷会社へと入稿する写真原稿はどのような形がよいのでしょうか?

結論から言いますと、データでも、現像した写真でも、フィルムでも問題ありません。基本的にはすべて印刷会社で取り込み、加工、印刷用データ作成など行うことができます。ただし、印刷会社によっては、写真原稿の種類を『データのみ』のように指定している場合もありますので、あらかじめ確認をしてくださいね。

ただし、どの形で入稿するにしても、印刷で使用する写真には様々な注意が必要です。

まず、被写体についてです。自社製品や、自分自身などの場合は問題がありませんが、他社製品、建物、自分以外の人物についてはそのものを印刷してもよいかどうかという確認が必要となります。

例えば、自社で建築した家のチラシを作成したい場合は、その家と風景のみの写真なら問題はありません。しかし、見学に来た方などが写りこんだ写真の場合は、その写りこんだ方に許可を取る必要があります。

無許可で使用して、あとから肖像権を侵害されたなどと訴えられるケースもありますので、特に顔など個人を特定できる場合については必ず許可とり、書面で了承をもらいましょう。

次に、撮影者についての注意点です。写真をとるのが下手だから…とプロ等に頼む場合は問題ありません。プロ等の撮影者と、きちんと契約し、写真を使用すればよいのです。

しかし、問題があるのは、既に取られている写真を流用する場合です。たとえば、旅行会社がツアーのチラシを作成する際に、「カニ」の写真を使用したかったとします。

自ら撮影するか、掲載先から「カニ」の写真を送ってもらえれば問題はないのですが、適当な写真が無いからといって、インターネットや他の印刷物の「カニ」の写真を勝手に使用することはよくありません。

写真にも著作権があり、勝手に使用されることを禁止しています。そのため、かならず撮影者または、権利者に確認・了承を取る必要があるのです。その場合、使用料を払わなくてはいけないこともありますので、注意しましょう。

また、素材集や、写真を集めたサイトなどもありますが、それぞれ使用範囲が決められています。その範囲を超えての使用は許可されていませんので、そのようなサイトを使用する場合も利用規約をよく確認することが大切です。

最後に、写真の画質の問題です。通常、フィルムカメラなどの場合は、現像を目的として作成されていますから、写真を撮って、その写真を現像しても、画質が粗いということはほとんどありません。

しかし、デジタルカメラスマートフォンで撮影する場合、その解像度を設定することができます。メールなどでデータを送付したり、Web上で利用する場合の解像度と、印刷で使用される写真の必要な解像度は大きく異なるのです。

印刷で必要な最低ラインは300dpiと言われていて、多くの印刷がいでゃでは350dpi以上での入稿を推奨しています。Webで使用される写真の多くが72dpiです。写真を撮影する際に、低い解像度だと、印刷には耐えられません。デジタルカメラや、スマートフォンなどで撮影する場合は、十分注意しましょう。