ロゴでアピールもできる!環境に優しい印刷方法

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印刷方法なんてどれも同じでしょ?と思っているそこのアナタ!実は、印刷方法には、様々な種類があるんです。

そしてその中には、環境に配慮したインキや、環境保全を目的とした紙を使用したものなど、地球にやさしい印刷方法もあります。

使用する紙について、一番有名なものは、再生紙を利用した印刷物ですが、それ以外にも様々な紙もあります。近年注目されているもので言えば、「FSC認証」と呼ばれるものです。

FSC認証」とは、森林を適切に管理し、その管理された森林で切り出された木材を使用して製品を作成した商品について認証しています。適切に管理された商品を消費者に届けることにより、森林を正しく守っていこうという目的です。

この「FSC認証」の紙を使用した印刷物には、FSC認証マークを記載することができますので、環境に配慮した企業だとアピールすることも可能です。

また、インキも最近では環境に配慮したものが多数出てきました。通常のインキには石油系の鉱物油が含まれています。この鉱物油の一部またはすべてを植物性油で置き換えたインキがあるのです。

以前は、鉱物油の一部に大豆油を使用した「大豆油インキ(ソイインキ)」と呼ばれるものがありましたが、近年の天候不順による不作や大豆は食用としての意識が高く倫理の問題などもあり、近年では食用ではない植物を使用した植物性油が主流となっています。

「大豆油インキ」の流れを汲んでいるのが、「植物油インキ(ベジタブルオイルインキ)」です。鉱物油の一部を植物性油に置き換えられたインキのことです。大豆油を含め、ヤシ油やパーム油などを使用しています。また、亜麻仁油などの食用油の廃油などもリサイクル使用されています。

含有基準量はインキの種類によって異なりますが、段ボールなどにも印刷できるフレキソインキで3%以上、新聞などを印刷するオフ輪用インキで30%以上が基準となっています。植物性の為、有機化合物の大気中への揮発も抑えられています。

「植物油インキ」よりも、さらに植物性油の含有量を増やしたものを「Non-Vocインキ」といいます。「Non-Vocインキ」の植物性油の含有量は、なんと100%になります。

揮発性有機溶剤を一切含まないインキのため、「Non-Vocインキ」と呼ばれているのです。植物油インキよりもさらに環境に優しいインキとなっていて、主に、枚葉印刷で使用されるインキがあります。

また、インキを洗浄する洗浄液の中に、揮発性有機溶剤が含まれているのですが、この洗浄液を使用せずに、水性の洗浄液で洗浄できるインキも登場しました。「W2インキ」と呼ばれ、インキだけではなく、工場からの揮発性有機溶剤や有害な廃液などを大幅に軽減できるとして、近年注目を集めているインキです。

また、これらのインキを使用した印刷物にはそれぞれロゴを記載することができ、環境に配慮しているということをアピールすることができます。

紙やインキの他にも、印刷に対する適切な手順や技術を認証する、環境保護印刷推進協議会が制定した「クリオネマーク」などもあります。

これらのマークを印刷物に記載するためには、適切な印刷会社を選ぶ必要があります。すべての印刷会社が、これらのマークを記載できるわけではないのです。

各団体に認証された印刷会社のみが、マークを記載して印刷することが可能となりますので、これらのマークを印刷物に記載したい場合は、必ず印刷会社に対応しているかどうか確認することが必要となります。