校正作業…一度は紙でやり取りすることをオススメします!

f:id:hitokoburakuda2012:20151127125945j:plainインターネットの普及により、他県の印刷会社へ印刷をお願いすることも容易になってきました。現在ではメールでのやりとりや、クラウドサービスを利用することにより、原稿の入稿から、校了まで一切紙に出力することなく印刷作業が出来るようになっています。

しかし、校正作業の際には、一度は紙でご確認されることをオススメします。

それはなぜでしょうか?

答えは簡単です。実際の印刷物は紙だからなんです。チラシも名刺も、実際には紙に印刷されて納品されますよね。なので、出来るだけ、実物に近い形で印刷前に一度確認してみることが大切だといえます。

また、色の見え方は各パソコンのディスプレイに依るところが大きいのです。ディスプレイの再現度を印刷会社とクライアント側で合わせることが出来れば問題はないですが、実際はなかなか難しいでしょう。

そうなってくると、クライアントが思っていた色と、実際の色が大きく異なるということも往々にしてあります。実際に仕上がり見本を納品されて色味のイメージが全然違うことに気が付いたけれど、もう印刷が終わっているから取り返しがつかなくなってしまったということもあります。

では、校正として送られてきたデータを自分でプリントアウトして確認すればよいのでしょうか?そうではありません。プリンタでプリントアウトしたものと実際の印刷物ではその色味や仕上がりは全く違います。

通常の家庭用インクジェットプリンタでは印刷とは仕組みが全く違うので、参考にはなりませんし、オフィスでよく使われるレーザープリンターも、日々色調整を細かくメンテナンスしていないかぎりあてになるものではありません。

そのため、印刷会社が出力した校正紙で確認をする必要があるのです。特に、カタログなど色に厳しい製品の場合は、必ずチェックされることをオススメします。

また、コストはかかってしまいますが、実際の印刷機を使用して、本番と同じ紙に印刷した校正紙を発注することも可能です。こちらの場合は、すべて本番通りになるので、より仕上がりイメージを掴みやすくなります。

ここで、印刷会社と色の確認をきちんとしておくことによって、より品質の高い印刷物を作成することができるでしょう。

色は特にこだわっていないから、紙にわざわざ出力して確認しなくてもいいんじゃない?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。色味に厳しくない印刷物でも、是非一度紙に出力して校正をされることをオススメします。

人の目は、環境によって慣れてしまいます。毎回ディスプレイ上で確認を繰り返していくうちに、ちょっとした文字間違いなどを見落としてしまう確率は上がっていきます。より確実に確認したい場合は、環境を変えるためにも、紙に出力したものを見ることも大切なのです。

この場合は、もちろん印刷会社が出力したものを確認できれば一番良いですが、ご自分のプリンタで出力したものでもかまいません。

ただし、ネット通販などの印刷会社によっては、校正紙の出力をしていない所もありますので、注意が必要です。色などにこだわりがある場合は、よく相談されてみてください。

コストや手間はかかってしまいますが、一度は紙で確認するという作業が、よりよい印刷物へとつながっているといえるでしょう。