コストも変わる!特色印刷とセットカラー印刷

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印刷には、CMYKで印刷されるカラー印刷と、もともと色を調合されたインキで印刷される特色印刷があります。カラー印刷と特色印刷ではコストは大きく異なってきます。

例えば、青で印刷される印刷物があったとします。カラー印刷の場合、CMYKの色を掛け合わせて印刷されるので、赤みがかった青や、緑に近い青、少しくすんだ青など、様々な青を表現することが可能となります。

しかし、特色印刷で青を印刷する場合、通常は基本となる青のインキを練って、そのインキのみで印刷を行います。そのため、色の機微はその青の100%の色から50%の色、10%の色など、基本の色を薄くした状態の色しか再現はできません。

カラー印刷では4つの版とインキを使用するのに対し、特色印刷は1つの版とインキで印刷できますので、コスト面ではかなり抑えられるでしょう。

また、印刷会社によっては特色インキ同士を練り合わせ希望に沿った色のインキを作成することも可能です。会社のコーポレートカラーや、商品のイメージカラーなど、色味がぶれてはならない色の印刷について、とてもきれいに仕上がります。

但し、特色インキは、インキの色や種類によってその価格は大きく異なってきます。通常の特色インキは1色だとカラー印刷よりも安く上がりますが、特殊な蛍光やラメ、メタリックなものやスクラッチ用のインキなどは1色でカラー印刷4色分のインキよりもはるかに高いインキというのも存在しています。

また、1色ごとに1つの特色インキが必要となりますので、色が多くなると、カラー印刷よりもコストが上がります。カラー印刷(CMYK)と特色印刷で4色を印刷する場合は、カラー印刷の方がコストは安くなるのです。

また、カラー印刷は再現できる色の幅は広いですが、どうしても再現できない色というのも存在します。この再現できない色を特色インキを使用してCMYKの4色と特色インキをプラスした5色などで印刷することも可能です。

CMYKのそれぞれの色と特色インキを組み合わせて印刷することによってコストを抑えることもできるでしょう。特色インキ同士で多色刷りを行うこともできます。シアンと赤の特色インキの2色印刷とか、イエローとブラックと緑の特色インキで3色印刷など、その組み合わせは無数にあります。

また、印刷では色のCMYに3原色にブラックを足した4色で印刷されていますが、ディスプレイやテレビなどはRGBという光の3原色であらわされています。この2つの色相に差があるため、RGBの色をCMYKで表現できない部分もあるのです。

この問題も、特色インキを使用することにより解決することができます。特色インキで補色して印刷することにより、よりRGBに近い再現率に近づけることができるようになります。

インキにはそれぞれ特性があり、コスト面でも大きく異なります。希望する印刷物の色を考える際は、印刷会社に相談し、どのような色の組み合わせが一番良いのかを決めていくと良いでしょう。