STEP.5印刷会社に一目置かれる?印刷機は指定できます

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紙に刷る印刷機の種類って実は一つではないって知っていましたか?

通常の印刷物で考えると、オフセット輪転機、枚葉印刷機、主に封筒など対応のQM印刷機、ビジネスフォーム印刷機など、様々な種類があります。これらの印刷機はCTPプレートと呼ばれる版などを使用して印刷されています。これらをオフセット印刷といいます。

また、最近では、このCTPプレート等の刷版作業をせずに、直接印刷できるオンデマンド印刷という印刷手法が浸透してきています。そして、昔ながらの活版印刷もありますが、現在では対応している印刷会社はとても少なくなってきました。

印刷物を印刷会社にお願いする際、基本的には印刷会社がその製品に沿った印刷機を選んで印刷を行っています。しかし、印刷機もそれぞれに特性がありますので、クライアント側もそれらを知識として持っていると、より理想に近い印刷物を仕上げることに繋がります。

オフセット印刷は、「版」を使用し、いったんゴムのブランケットに転写して印刷するため、摩耗や劣化が少なく、一度に大量の印刷を行うことが可能です。そのため、時間コストを抑えることができ短納期での対応もできやすくなっています。

また、インキ等も自由に選べるため、色にこだわった印刷物を作成することもできます。現在ほとんどの印刷会社では何らかのオフセット印刷機を保有しています。印刷会社のスタンダードといえるでしょう。

ただし、版を作製したり、印刷機を回したりするのにコストもかかりますので、少部数の印刷物などでは、割高になる事が多いです。

オフセット輪転機は、印刷する際にロール紙を使用し、新聞や、新聞に折り込まれるチラシなど、大量の部数印刷する必要のあるものに使用されます。高速で印刷されることにたけていますが、写真などの精密度などは、枚葉印刷物には劣ります。

折り込みチラシや新聞などをよく見ると、四方の断面部分が細かくぎざぎざになっているものがあります。このようなものは実はオフセット輪転機で印刷されているのです。

枚葉印刷機は、もともと決まったサイズにカットされた紙に印刷をします。10~20ミクロンの細やかなサイズでの印刷が可能となっていて、印刷の精細度などはとても高いものとなっています。

パンフレットや会社案内、写真集等色の仕上がり品質が高いものが推奨される印刷物に向いています。ただし、現在は、輪転機を使用するまででもないロット数の通常の印刷物はこの機械で印刷されることが多いです。

このほかに、既成封筒やハガキなどに少ない色数が印刷できるQM印刷機や、帳票や連続帳票を印刷加工できるビジネスフォーム印刷機などがあります。

オンデマンド印刷とは、版を必要とせず、オンデマンド印刷機を使用して印刷する手法です。低コストで運用できますが、一定のロット数を超えるとオフセット印刷の方が単価が安くなるので、少ロットの印刷物に向いています。

オンデマンド印刷機は、家庭用のプリンタの高性能版といったところですが、大きさはその何倍にもなります。一般的なオンデマンド印刷機は、トナーを用いて印刷しますので、家庭用のインクジェットプリンタのようなにじみなどは一切なく、はっきりとした線が印刷されます。

またトナーなので、紙に色がしみこむことはありません。そのため、塗りつぶされている部分などは、枚葉印刷機よりもテカって見えることがあります。

一口に印刷機と言っても様々なものがあることが分かります。発注する印刷物に適した印刷機を選択することは、コストを抑える面でも、仕上がりの品質を上げる面でも大切な事なのです。