押さえておこう!印刷会社との付き合い方のポイント

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印刷物の発注は決まった印刷会社にしていますか?その会社とはどのくらいの年月付き合っているでしょうか?ずっと同じ印刷会社に頼んでいる場合、一度はこのまま同じ印刷会社でよいのかという検討を行うことをオススメします。

この記事では、印刷会社と上手に付き合っていくポイントをご紹介していきます。

現在、印刷環境もかなり変わり、印刷に関してのコストも大きく変わってきています。一時期紙の値段は驚くほど跳ね上がりました。2015年に入り、多少の落ち着きが見られるようになりましたが、紙の値段を高値のまま設定している印刷会社も少なくありません。

これは紙の値段は、石油やパルプ等原材料の値段に加え、運送料の値段などにも左右されるので安定性が低いことからあらかじめ高めの基準をしておくことで、そのような際にも急に値を上げずに済むという視点からなのです。

もちろん印刷会社の事情も考慮しなくてはいけませんが、クライアント側から考えると、少しでも安いときには安く印刷したいものです。一度、印刷会社に紙の値段の情勢を尋ねてみてはいかがでしょうか?

インターネットを使用すると、紙の値段の移り変わりなどあっという間に調べることができます。それと、印刷会社の回答を照らし合わせると、おのずとその印刷会社が誠実な会社かどうか判断できるのではないでしょうか?

また、インキも同様です。インキも石油が原材料ですので、原油価格などに大きく影響されます。細かな値段を印刷会社に聞いてみましょう。安くならないとしても、それなりに納得する理由(たとえば、価格が高騰した時にも同じ値段で印刷するなど)があればよいですが、納得できない場合は印刷会社の変更も検討しましょう。

また、営業担当の知識、対応も重要なポイントとなってきます。営業はその会社の顔です。印刷会社を選ぶにあたって、最重要チェックポイントは営業と言えるでしょう。

なかには、印刷知識をほとんど持たずに営業活動を行っている営業マンもいますので注意が必要です。たとえば特殊な加工のある印刷物を現場に確認もせずに「できます!」と言い切る営業マンの場合はちょっと注意した方が良いでしょう。

他にも、仕事を受注するときのみ営業マンが担当し、後の作業はすべて生産現場の担当者に丸投げしてしまう営業マンもあまり良い営業マンとは言えません。

クライアントと、生産現場の担当者が直接やり取りすることは、意思の疎通の上でも必要なことですが、そこに営業も立ち会い、3者間で意志の統一を行うということも印刷物のトラブルを防ぐことにもつながるのです。

また、新しい印刷物を提案してくる営業マンは期待してもよいかもしれません。受注があった時だけ連絡のやり取りをする営業マンよりも、定期的に新しい技術や、印刷物の提案、印刷物の効果の確認などを行う営業マンとその印刷会社は意欲的で向上心のある会社といえるのです。

そして、軽微な印刷物や、1回きりで再版するつもりのないチラシなどは格安のネット印刷会社を利用するのも効果的でしょう。印刷物によって印刷会社を分けて使用することは、コストを下げる面においてとても重要なことと言えます。

これらのことを参考に、ご自身にあった印刷会社を選び付き合っていくことが重要となってきます。とりあえず、今の印刷会社の営業に何か一つ印刷に関することを聞いてみてください。その返答によっては次の印刷会社を探した方が良いかもしれません。

印刷会社を選ぶ時のポイントに!印刷関係の資格をチェックしよう

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印刷に関しても資格があるってご存知でしょうか?

印刷会社で働くのに絶対に必要な資格というものはありません。しかし、その技能を保証するために、印刷に関していくつかの資格が存在します。

今回の記事では、印刷関係の資格の代表的なものをご紹介していきます。これらの資格の取得者がいるかどうかで、その印刷会社のレベルを図ることも可能です。中にはホームページなどに資格取得人数や割合などを表示しているところもありますので、印刷会社選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

■印刷技能士
印刷技能士は国家資格です。技能検定制度の一つで、凸版印刷とオフセット印刷のそれぞれのジャンルがあり、ジャンルごとに1級・2級があります。受験のためには実務経験が必要となり、2級では2年以上、1級では7年以上か2級取得後2年以上経験がないと受けることができません。

また、印刷技能士と名乗ることができるのはこの検定に受かった方のみとなります。

■製版技能士
国家資格である技能検定制度の一つです。DTP作業知識や、製版に対する知識があることに対する検定となっています。1級、2級に分かれており、印刷技能士と同様に、実務経験が2級では2年以上、1級では7年以上か2級取得度2年以上それぞれ必要です。学科試験と実技試験があります。

また、製版技能士と名乗ることができるのは印刷技能士と同様にこの検定に受かった方のみとなります。

DTP検定
Ⅰ種(プロフェッショナルDTP)、Ⅱ種(ディレクションDTP)、Ⅲ種(ビジネスDTP)の三種類がある民間の資格です。それぞれ受験料も受験内容も異なります。

Ⅰ種(プロフェッショナルDTP)は、DTPオペレータや、デザイナー向けの資格で、DTP作業において使用するアプリケーションの知識などが試される試験でしたが、現在は終了しています。

Ⅱ種(ディレクションDTP)は、編集作業、組版作業や営業などの印刷物を総合的にまとめる仕事をしている人向けの検定です。マック、ウィンドウズ両方の基礎知識が問われ、印刷に関するあらゆる工程の知識が必要となります。

Ⅲ種(ビジネスDTP)は、主にビジネス文書を作成する方向けの試験となりますので、印刷にはあまり関係はないといえるでしょう。

DTPエキスパート認証筆記試験
筆記試験と、課題製作があり、2年ごとに更新試験がある民間の資格です。筆記試験ではDTP関連知識から発注に対しての知識、基礎的なコンピュータ関連の知識、印刷全体の工程に対する知識、色に対する知識と幅広い知識が必要となってきます。

実技試験では複数ある課題から1つを選んで、実際にクライアントから仕事を受けたというつもりで印刷用データと、組版ルールを作成していきます。2年ごとの更新試験では学科試験のみ行われます。

色彩検定カラーコーディネーター検定
色に関してあらゆる知識を問う民間の資格で、それぞれ1級、2級、3級があります。印刷に関しての知識というよりは、色に特化した知識を問われます。

印刷関係の方だけでなく、ファッション業界や、インテリアデザインなど、色を取り扱うあらゆるジャンルの知識が問われますので、色について幅広く理解した方が取得している検定と言えるでしょう。

■アドビ認定エキスパート/アドビ認定インストラクター
それぞれ、アドビ製品に関する資格です。認定エキスパートでは、各アプリケーションのうちどれかを選んで認定を受けることができます。この試験は印刷に関する試験というよりも、アドビの製品をきちんと使いこなせるか、理解しているかという認定になりますので、他の資格とは位置づけが異なるでしょう。

専門の印刷会社も多数あり!同人誌ってなぁに?

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ネットの検索画面に「印刷会社」と入れてみてください。

そうすると、出てきた検索画面の中に「同人印刷所」や「同人誌印刷」というフレーズがでてくることでしょう。

では、この「同人誌」とはいったいどういったものなのかご存知ですか?商業印刷とは異なるのでしょうか?

今回の記事では、この「同人誌」についてご説明します。

同人誌とは、同じ趣向の人々(同人)が資金を出し合って作成する同人雑誌の略称です。基本的には、営利目的というよりも、同じ趣味の方同士で楽しみあうために個人的に発行されます。

そのため、流通図書とは違い、日本図書コードやJANコードはついていません。流通方法も一般の書店においてあるということはなく、個人間の通信販売や、同じ趣向の方々が集まるイベントなどで販売されていることが多いのです。

近年では、漫画やゲーム、アニメの二次創作作品の同人誌が多く流通しているため、同人誌というと、これらのものばかりかと思われる方も多いでしょう。しかし、実際には純文学や俳句、歌集などの同人誌も存在しています。

日本で同人誌の始まりは、明治時代に硯友社で発行されていた『我楽多文庫』などで文学や小説、俳句や短歌などを嗜んでいる方々が、発表の場を求めて費用を出し合って、自費で雑誌を刊行したことといわれています。

これらの同人誌は『文學界』『新思潮』『白樺』など、様々発刊されました。『文學会』は星野天知、戸川秋骨島崎藤村平田禿木など現代にも名を残す人物たちの手によって発刊されました。その後、5千円札にも描かれている樋口一葉なども加わり、明治26年から明治31年まで58冊発行されました。

『新思潮』は明治40年に初めて発刊され、その後、参加する同人が複数変わりながらも、昭和54年まで発行された文芸同人誌です。芥川龍之介が翻訳で参加していたり、川端康成が携わっていたりと近代文学に大きな影響を与えた同人誌と言えるでしょう。
『白樺』は明治43年、武者小路実篤らいわゆる上流階級の若者たちによって大正12年まで発刊されました。表紙の装丁もこだわって作成されており、これらは今では美術的な価値も見出されています。

このように、同人誌が登場した当時の全盛期では、同人誌の存在が、文学界に大きな影響を与えました。

その後、第二次世界大戦が終結すると、藤子不二雄などの近代漫画家が登場します。それに伴い、マンガやアニメの文化が一気に開花するのです。そして、それらの同人誌が登場しました。

マンガの同人誌は当初は文学の同人誌と同様の役割を果たしましたが、既存作品の二次創作物を発表する場ともなりました。好きなキャラクターや物語を自分の思うままのストーリーに当てはめていくのです。

これらは厳密に言えば著作権に抵触している恐れがありますが、現在の日本ではある程度の範囲なら黙認されているという事実もあります。

こうして二次創作が活発になっていくにつれ、同人誌を専門に印刷をする印刷会社というものも登場してきました。商業印刷物に比べ、少ロットの印刷に対応しており、比較的軽微な設備で対応が可能な事から、現在様々な印刷会社が同人誌専門印刷会社として営業しています。

これらの印刷会社の場合、商業用の印刷物については対応していない所が多いので、印刷会社を選ぶ上で注意が必要でしょう。